【FF14】「相方」を引退させてしまった経験から学んだこと

オンラインゲーム
この記事は約7分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

FF14を遊び始めてから7年目。
もうこんなに時間が経ったのかと驚きつつ、メイン攻略も落ち着いてきたところで1つ、お話しておこうと思ったエピソードがあります。

FF14で私は相方を引退させてしまったことがあります。

新生エオルゼアが始まって数か月のことです。
序盤も序盤ですね。
まだ二次職(ジョブ)にもなってない頃。

あの時のことは今でも忘れられないです。

今現在相方がいる人、いない人。
そもそも相方って何?と思っている人。
オンラインゲームを遊んでいる人全員に伝えたいことがあります。

スポンサーリンク

オンラインゲーム上での「相方」とは?

15年以上前にラグナロクオンラインというネットゲームを始めたころには、すでにゲーム内で使われていたプレイヤー同士の関係性でした。

私の認識では、

  • 優先的に一緒に遊ぶ人
  • だいたいどこに行くのも一緒の人
  • ゲーム内システムで結婚した相手
  • むしろ現実でも付き合ってますor夫婦

こんなイメージですね。
今も同じ使い方をしていると思います。

若い人たちの間では、ゲームと関係なく恋人やパートナーの事を「相方」と呼んでいる人も多いみたいです。(といっても私もまだ30代ですが・・・)

初めに聞いたときは、「漫才でもあるまいし・・・」と引いていたのは内緒(笑)
当時学生だった自分には関係ないものだと思っていました

「相方」を引退に追い込んでしまった事件とは

学生の間はラグナロクオンラインにはまり、社会人になってからはThe Tower of AIONというPvPメインのゲームに移り、現在のFF14に流れ着きました。

ちょうど、AIONというPvPゲームに疲れてきてしまった時期にFF14が発表されたので「王道ファンタジーで冒険したい!」という気持ちから移動してきたのをよく覚えています。

当時同棲していた彼氏もゲーム好きのオタクだったので、一緒にやろう!とお互いパッケージを買ってキャラを作り、冒険を始めました。

ここから、興味がないはずだった「相方」への憧れと執着が始まります
今でも若干その名残がありますので、かれこれ10年ほどは拗らせていることになります。
我ながらメンドクサイ女だ。。

「相方」という存在が気になっていたRO

※ROはラグナロクオンラインの略称です。

思えば、友人に誘われて初めて遊んだオンラインゲームで見た「相方」どうしの姿が強く印象に残っていて、忘れられていないのだと思います。

紹介されて加入したギルドのマスターとサブマスは、現実世界でも”付き合っている”恋人同士の二人でした。
いつも二人は一緒で、ダンジョンにいくときも製作素材を集めに行く時もかならず二人はセットで遊んでいました。

どちらかというと、マスターの方が攻撃職でサブマスの方が回復職だったのでバランスも良かったのだと思います。

そんな二人の姿を見て「いつも一緒に遊べる関係っていいなぁ・・・」なんて心の隅で思っていました。

オンラインゲーム初の「相方」は夫でした

そんなラグナロクオンラインの経験から、AIONを経てFF14へ。
この頃には、なるべく「効率」を求めるプレイスタイルとそれなりに蓄積した経験で、そこそこできるオンラインゲーマーになったと自負しています。

というのも、心のどこかで求めてやまなかった「相方」というものに反発して、AIONではギルドに所属はするもののソロプレーヤーとして前線に立って遊んでいたからです。

PvPゲームだったので、一瞬の判断ミスが命取り。
お陰でPCとマウス+キーボード操作でオンラインゲームを遊ぶことに何の支障もなくなりました。

天邪鬼ってやつかな。
オンラインゲーマーとしてのプレイヤースキルはついたと思います。

そんなちょっとやさぐれていた時期に、当時彼氏だった夫と暮らすようになってから始めたFF14。

それはもう、嬉しくて仕方がなかったんです。

ようやく、私にも、相方というものができるのだ と。

過去に縛られすぎていた私がやらかしたこと

「お前のプレイにはついていけない」

そう言って、彼はFF14を引退していきました。
初めての「相方」に浮かれていた私は最悪のミスを犯していたんです。

バカな私は、「相方」と二人でゲームを始める初めての感覚に、テンションが爆上がりで全く相手の気持ちを考えず行動してしまっていました。

  • 相方なら一緒にダンジョンに行くのは当たり前
  • 相方なら困っていたらすぐに助けるのが当たり前
  • 相方なら他の人の約束より私を優先して当たり前

・・・あああ、怖いですね。
完全にストーカーです。
相手の都合なんてまるっと無視。
もはや狂気。

でもこれ、当時は本当にこれで正しいと信じていたんです。
実は今でもそんな自分が垣間見えてしまう瞬間があるので、なるべくソロで遊ぶようにしているほど。

15年前に、本当は憧れていたあの二人。
あの二人の姿が理想の頂点だったんです。

相方なら~のくだりで、もう一つ付け加えるなら「プレイスキル」も重荷の一つになっていました。
夫は、オンラインゲームは久しぶり。
普段はシューティングや格闘ゲームを好む派なので、チャットをしながら戦闘ができない人でした。(しかも、タイピングが激遅い!)

しかも、タンク職なのにダンジョンの道を覚えるのが苦手&スキル回しも上手くない。
(私から見れば)

オンラインゲームを渡り歩いてきた私自身の感覚で「最低ライン」の動きができていなかったので、「ああしろ、こうするべき、こうしてほしい」と色々と注文を付けて煩くしていました。

それが、冒頭の言葉に繋がったのです。

スポンサーリンク

「相方」を引退させてしまったことから学んだこと

そんな事件があった私と彼ですが、ちゃんと結婚はしました。
夫いわく、「そんなゲームのイザコザ程度で結婚をやめるとか阿保らしい」とのこと。

心の広さに感服です。

今回の事件を通して、相手に求めすぎてしまう・依存してしまう自分の悪い性格というか、癖みたいなものを自覚することができました。

本当はものすごくワガママな寂しがりや。

なので、誰かとPTを組んで遊べるとものすごく嬉しいんです。
FF14のダンジョン自動マッチングシステム「CF」(コンテンツファインダー)だと1度きりの相手なので何とも思わないのですが、FCメンバーやフレンドと組んでから攻略するときは人知れず多幸感を味わっている変態です。

でも、そんな重すぎる自分の感情を相手に押し付けたくないし、しつこいと思われたくないのでソロ活動がメイン。声も自分からなるべくかけないよう自制。
ですので、誘われると画面前でむちゃくちゃ喜んでいます。

ああ、また嫌われるかな・・・
なんて思いつつ、この記事を書こうと思ったきっかけは、ゲーム内フレさんの相方さんのお話を聞いたことでした。

「行きたいところが重なれば一緒に行くし、声を掛け合うけど普段は別々に好きに遊んでいるよ」

そうだよね、それが普通だよね。
改めて自覚した一言でした。

この心の隅にこびり付いて執着している私自身の理想が異常だとは理解していますし、フレさんの言っている相方との関係性ははっきり言って正しい。
でも、自分にはそんな関係性は作れない・・・。(自己嫌悪)

ちなみに、あの事件があって以来どんなゲームでも夫とは一緒に遊んでいません、遊べません。
一定の距離感があります。これは本当に後悔しています。

ドロドロとした自分の理想を上手に消化できていなかった自分の落ち度です。
フレさんのように振舞えていたら、未来は変わっていたのかもしれませんね。

でも、過去は過去。
元には戻せない。

寂しがり屋なのは相変わらずで、それを紛らわせるために黙々とクエストを消化する毎日です。

本来、ゲームは気分転換や自己承認、達成感を味わうもの。
私はどうして遊び続けているのだろうかと時々立ち止まりそうになるけど、今の私に出会ってくれた人たち、遊んでくれる人たちの暖かさに触れて、ひとつのライフワークとなりつつあります。

オンラインゲームで遊んでいる皆さん、相方に興味を持っている人。
自分は自分、他人は他人という根本的な事を忘れて失敗した私の話、覚えていてくださいね。

ゲームなんだし、楽しく遊びたいよね

その後もFF14を続けることに口出しをしてこない夫にも感謝です。